■疑惑のYがリベンジ! でも大丈夫?
日にち
天気
気温
ターゲット
10/13
晴暴風
16℃

アジ

場所
潮流
水温
千葉県保田
小潮
冷たい
釣行記
AM6:00〜AM11:00

今日はTさん、5月に鹿嶋でアジをあげ損ねた疑惑のYと3人でボート釣りへ。
「ボート大丈夫?」
「大丈夫です」
という会話が、あんなことになるとは・・・。

当日は天気がよく、釣り日和・・・だけど、ものすごい風。出航できないかと思ったが、とりあえずボートは出すとの事。Tさんが一人で、まさかずとYが同船することになり出航。ここでいきなり悲劇が起きた。
ボートに乗った瞬間バランスを崩したYが、ボートをひっくり返しそうになったのだ。ボートは浸水。なんとか出航したが中は水浸し。
「ボートの上では立っちゃダメだよ」
「そうなんですか?」
・・・。
本当に大丈夫だろうか?
モーターボートが来るまで中の水を外にかき出す。迎えが来てポイントへゴー! なんとか無事に帰れますように・・・。
Tさんは一足先に引っ張られていっており、まさかずたちがポイントへ着くとすでに数尾アジをあげていた。さて、釣るか! と思ったらYの様子がおかしい。どうやら船酔いをしてしまったようだ。漕ぎ手側にYが座っているのでにっちもさっちもいかず、とりあえずその場にアンカーするがYは釣りどころではない。仕掛けを結ぼうと下を向いただけで「ダメダ〜」と声を漏らす。そのばでまさかずは仕掛けを下ろし、Yの分の仕掛けをつくって置き竿するがアタリが来ない。仕方なく位置を変わりまさかずが漕いでポイントを移動するが、その間もYの顔はどんどん青ざめていく。
「大丈夫? ダメなら戻る?」
「大丈夫です」
全然大丈夫そうではないが、まさかずもとりあえずは少しは釣りたいのでそのまま続けることに。と、アタリが。
「アジきたよ、アジ」
続けざまに3尾釣れたので、よしっ! と思ったら、なぜかボートがものすごく流されてる。悪いことは重なるものです。見ると、アンカーロープがなくなっているではないか! これは大変! 親父が来るのを待ってアンカーロープをもらわなければ。とりあえずTさんのところへ向かい、わけを話すと、
「そこにあるロープ違うの?」
なんと、Tさんのボートのすぐ近くにほつれたロープの先端がプカプカ浮いているではないか!
すぐにそれをボートに結び直し釣り再開・・・が、急に風が強くなってきた。それにともない、波が高くなり、当然、Yの顔色がその分ひどくなっていく。「大丈夫」とはいうものの、こっちが大丈夫ではない。「大丈夫」「吐きそう」と繰り返されては釣りをしてる気分ではない。
「Yがダメそうなんで、戻って堤防で釣ってます」
とTさんに告げ、モーターボートが来た時に引っ張っていってもらおうと思い、しばらく岸に向けて手で漕いでいた。親父が来たのでわけを話して引っ張っていってもらおうと思ったのだが、「波が強くて全員引き返させるから、とりあえずいけるとこまで漕いでおけ。あとで拾うから」と言われたのでまたしばらく手で漕ぐ。みるみるうちに波はさらに強くなった。向い風なので思うようにボートが進まない。Yはただぐったりとしている。まさかずはなんだか生きた心地がしなかった。
しばらく進んだところでモーターボートが来るのを待っていた人がいたのでしばらく一緒に待つが、一向に迎えに来る気配がない。「なかなか迎えに来ないようだから私は手で漕いで帰りますよ」とそこにいた人が言うので、まさかずたちも手で漕いで帰ることにした。波風が行く手を阻み、なかなか浜へ近づかない。Yの目を頼りにすることも出来ず、必要以上に神経を使いながらなんとかあと少しのところまで辿り着いた。もう気力も体力も限界だ。と、ここで気を抜いてしまったのがいけなかったのが。まさかずがボートを降りて岸に引きずりあげようと先に浜に降りたが、Yは降りるタイミングを謝り、波にあおられたボートからハジキ飛ばされて頭から海へ落ちた。
その後、全身ずぶぬれのYとボートを引き上げ、急いで道具を浜へ下ろした。浜へ降りると、さっきまでのが嘘のようにYはケロッとしていた。
結局まさかずは3尾だけ。とても疲れたと同時にとても恐い釣行だった。



釣行結果


アジ・・・3尾(〜25cm)

魚の値段

アジ・・・1尾1000円(普段よりも味を噛み締めて食べました)

一覧へ戻る