去年はヒイカを一ハイもあげられなかったので、今年こそは、と意気込んで出発。今日はひさしぶりに(イカにつられた)H嬢が同行だ。現地に着くと、いくつかのグループがヒイカ釣りをしていた。
一番手前で釣っていたおじさんに、
「どうですか?」
と聞くと、
「今日は全然ダメだよ。一昨日はすごかったんだけどね」
一昨日はほとんど意れ食い状態だったらしい。
今日はダメ、というのが引っ掛かるが、まさかずたちはさらに先へ進み誰もやっていない堤の外側で釣ることに。
しばらくシャクっているがさっぱりこない。イカの姿も見えない。Y嬢ははやくも飽きてきている。たまに何か抵抗があるときがあるのだが、イカが乗っている感じではない。待つこと一時間、やっとまさかずの竿にくんくんくんっと小さなアタリがあった。
「やっと来た!」
それはまぎれもなくヒイカ、夢にまで見たヒイカ(おおげさ)。一緒に喜んでいたH嬢だが、意外と反応は冷たい。
「そんなにちいさいの?」
小さいとは言っておいたが、ここまで小さいとは思わなかったようだ。
後に続け〜! とシャクるが、アタリは続かない。ここでH嬢は寒さに絶えきれずリタイヤ。まさかずは粘ってシャクったが結局次はこなかった。