■北海道のアメマス!(2日目)
日にち
天気
気温
ターゲット
10/26
くもり晴
16℃

アメマス

場所
潮流
水温
北海道釧路周辺
-
冷たい
釣行記

7:00〜9:00
10:30〜14:00

翌日は朝4時半にホテルを出発。路面は、昨夜遅くに降った雨で濡れていた。
途中、コンビニへよって買い物をして釣り場へ向かう。だいぶ走ったところで林道に入る。大きな轍や水たまりに悪戦苦闘しながら車は進む。しばらく進むと、川を右手に見て走る平地へと入った。先行車が止まった。どうやらここが今日の釣り場のようだ。見える範囲では昨日ほど深い薮ではない。さっそく支度を終えて川へ入る。今回も昨日と同じM氏のいるパーティーだ。こちらの組はここから上流へ、残りの組は車で移動してから釣り上がるようだった。
この川は昨日の川に比べて倍近く川幅があり、水は濁っていて底がまったく見えない。数年前に関東でブラックバスを釣っていた時の川を彷佛させた。少し進むと川は道路から遠ざかっていったが、思った通り藪はそれほど深くなく、歩くのもキャストするのも楽だった。しかし、見た目にポイントといった所は少なく、手探りでキャストする状況が続いた。
気合いを入れて始めるも、開始10分ほどでルアーを1つロスト・・・。幸先悪いなぁ。その後アタリもなく進んでいくと、AO木氏が35cm前後のアメマスを上げていた。A藤嬢にも待望のヒット! ・・・それでもなんだか釣れる気がしない。そうこくしているうちにO本氏もアメマスを上げた。
「魚多いよ」
皆が口をそろえて言う言葉を信じ(情けな・・・)、キャストを繰り返すまさかず。すると、川へ一段下がったところを見つけた。降りてみると、よさそうな手前のエグレにキャストで来そうだった。ここならいるだろう! ルアーをキャストし、見えない水中でのルアーの動きをイメージしながらトゥイッチをしていると、
ガンッ!
来た! しっかりアワセを入れると、ティップにグイグイとアメマスの引きが伝わってくる。
・・・バレるなよ!
手前まで寄せると、それほど大きくないが綺麗なアメマスだった。M氏が駆け寄ってくれて写真を取ってくれた。まさかずは1尾釣り上げたので、ほっとひと安心。
「これであと釣ってないの俺だけじゃねーか」
M氏が笑いながら言う。
しかしさすがM氏、その後、40は軽くありそうな立派なアメマスをキャッチ。写真撮り損じてすみませんでした・・・。
その後、AO木氏、A藤嬢、O本氏も順調に追加していく。が、まさかずにはなかなか2尾目が来ない。ずんずん進んでいくと、川が彎曲し、木がいい感じに覆い被さっている(川の中にもいい感じに流木がある)ポイントに来た。ここは出るだろう。と思ってキャストするが反能無し。そのすぐ先にも小さな支流が流れ込んでいるこれまたよさそうなポイントがあったので、ここは早々に切り上げて先のポイントへと移動した。そのポイントでキャストしているとM氏がまさかずがさっきキャストしていたポイントへやってきて、
「ここダメだったか? ここはいるだろう」
と対岸側の倒木ギリギリの所へキャストした。
すると、なんと1投目でヒット! しかもデカイ!
が、残念なことにフックオフ。バレたのは惜しかったが、まさかずが投げていたポイントであっという間に魚を出してしまうとはさすが。これが腕の差か・・・(あたりまえだけど)。
でもあそこに魚がいたんだったら、このポイントにも魚がいるに違いない。そう思ってキャストをすると、対岸ギリギリに投げたルアーが流芯にさしかかってラインが伸びきり浮き上がった時に、後ろから追いかけてきていたアメマスがルアーに喰いついた!
きっちりフックアップすると、アメマスはグングン潜ろうとする。北海道に来て一番の引きだ。しかしロッドをバットから曲げるほどのサイズではない。それでも少し距離がある下流で掛かったので、寄せるまではファイトが堪能できた。
岸へいっきに抜き上げると、35〜40cmくらいのアメマスだった。このアメマスも写真を撮ってもらってリリース。
そこから先はしばらくの間、川はまっすぐ延びており、あからさまに「ポイント」という場所も少なくなった。
M氏が、
「もうすぐ時間だから次のカーブまでいったら引き返そう」
と言った。タイムアップが近づいてきている。
あと1尾釣りたい! そう思ってキャストしていると、対岸へルアーを投げて引いている時にアタリが! グングングンっと引いた後、急にふわっと軽くなった。バレた・・・。
その後はアタリのないままタイムアップ。と、後方を見てみると、どうやらA藤嬢が大物を掛けたようだ。行ってみると大きなアメマスがルアーをくわえたまま水の中にいた。フックは片方掛かっているようだったが、今にも外れそうな感じだった。安全のためランディングはM氏に替わり、川の手前の一段水面に近い地面に抜き上げると同時にルアーが外れた。
見事な50cmのアメマスだった。しかも、掛けたルアーは、普段渓流で使っている4cmのもの。よくフックがもったものだ。
車まで引き返して下流組と合流すると、下流では小型のアメマスとイトウがあがったようだったがあまり芳しくない釣果のようだった。そしてまた場所を移動する。

次のポイントではM氏のグループから離れ、師匠やI氏、Y氏、M上氏のチームと進むことに。車に乗り込み、さらに上流を目指して釣りを始める。この川も左右にうねりよさそうなポイントが点在する。開始直後、I氏がアメマスを上げた(まさかずはみてませんでした・・・)。しばらくすすむと、地震か大雨の影響で崖崩れがあったようで道が無くなった。川を横断するのは危険だと判断し、車を止めた橋まで戻り対岸へ渡る。
対岸で数投目に淵のなかで根掛かり。本日3つ目のルアーロスト。これで今回の釣行のヒットルアーは全てなくしてしまった。
ルアーを結び直して先行者を追い掛ける。このチームはかなりペースが速いようでなかなか追い付かない。やっと追い付いたが、どうやら芳しくない様子。まさかずも進みながらルアーを投げるが、魚の気配はない。しかも、魚がいそうなポイントの底には木が沈んでいるようで、どこへ投げても根掛かりをする。朝2尾上げていたのもあって、すこし控えめなキャストになってしまった(本当はルアーロストを恐れちゃいけないんですけど)。支流が流れ込む行き止まりのまで行き着いたが、結局全員の釣果はI嵐氏の1尾のみ。
「こんなに魚がいないこの川は初めてだよ」
と地元の人が言うくらい今日はダメだったようだ(普段はまず釣れないことのないくらい魚映が多いかわらしいのだけど)。
M氏のグループとの集合時間までに少し余裕があったので、近くの違う川へ移動することに。ここではY氏がアメマスを1尾上げたが、ほかにはアタリもなし。最後は納得のいかない釣果で北海道釣行は幕を閉じた。
M氏のグループは、川に入ってすぐのあたりがよかったようで、全員が1尾づつあげていたが、少し進んだところからアタリがまったくなくなったので、少し早めに上がっていたようだった。

飛行機に乗り込むと、2日間の釣行は本当にあっと言う間に終わった気がした。不安はあったものの、とりあえずアメマスを釣り上げることは出来た。しかし、サイズ・数は納得のいかないものだったので、来年また挑戦したいと思う。
釣行でいろいろなアドバイスをして頂いたM氏やその他の皆様、そしてこの釣行にさそってくれた師匠にこの場を借りてお礼を申しあげます。

 

 


2日目のアメマス35cm。
結局これともう1尾だけでした

 

 

 

 


湿原の中を流れる川

 

 

 

 


ポイントが重なる所はキャストが難しかった

 

釣行結果


アメマス・・・2尾(〜38cmくらい?)

魚の値段


今回の釣行で釣れた魚はすべてリリース

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