■はじめての自作ミノー
日にち
天気
気温
ターゲット
2/15
晴れ
3℃

ニジマス・イワナ・ヤマメ

場所
潮流
水温
神奈川県フリック
-
6℃
釣行記

6:00〜16:00

師匠のつながりで知り合いになったyaga氏との今回の釣行。本当は「ようらくへ行きましょう」ということでご一緒することになったのだが、当のようらくはこの時期はまだ水が少なそうなので、フリックへ行くことになった。

フリックへの北側ルートは通行止めのため、南側ルートより現地に入る。5時半頃に到着。支度を始めるとだんだんと明るくなってきたので川へ向かった。管理棟前の川を見ると、いい感じの淵が連続している。魚は見えないかな・・・と思っていると、川にそれほど近づいたわけでもないのにサッと魚が散っていくのが見えた。これは・・・師匠に聞いていた通り、必要以上にストーキングが必要そうだ。
管理棟前は川幅も広く、水深もある淵がいくつか連続していた。いかにも管理釣り場といった感じの場所だ(どうやらこのあたりが初心者ゾーンらしい)。魚も予想よりたくさん入っているのもわかったので、わくわくしながらキャストを始めた。
キャストを開始すると、すぐにyaga氏にヒット! は、はや・・・。
まさかずはというと、トゥイッチに魚が反応してチェイスがあるもののバイトには至らない。
「もうすこしビシッ、ビシッとトゥイッチしたほうがいいですよ」
「ジャークぎみにですか?」
yaga氏にアドバイスを受けて、答えた直後にヒット! イワナだ。
その後、同じような淵で1尾追加し、堰堤を高巻いて一つ下流のエリアに入る。
ここから先は、ハッキリ言って自然渓流そのままだった。堰堤では30cmオーバーのブルックを1尾追加。しかしそこから下っていく間は・・・水量が少ないのと、魚が少ない(?)ようで苦戦・・・。川の脇を見ると、最高水位の時に水面があったであろう線が、膝の上にあったりしている。まさかずは途中数回バイトはあったもののヒットさせられず。yaga氏は40cmオーバーのニジマスを釣り上げていた。
2つ下の堰堤まで釣り下ったところで9時をまわっていたので、一度管理棟に戻ることにした。管理棟に戻りサービスのドリンクを飲んで少し休憩。管理人のおじさんに聞くと今日は他に1人フライマンがいるだけで、ルアーはyaga氏とまさかずの2人だけとのこと。ほぼ貸し切りと言ってもいい状態だ。

その後は管理棟前から釣り上がっていくことにした。
ここで今日試してみたかったものを使ってみることに。それは・・・「自作ルアー!」。
本来であれば、D氏のサイトを見れば作り方が載っているそうなのでそれを見ればよかったのだが、4日前の建国記念日に材料を適当に買い込んで作り始めたので、まさに0から手探りの手作りとなった。なので、釣果は期待していなかった。
ハッキリ言って見た目は悪い。作業を急いで作ったのと、エアブラシを持っていないので筆とマーカー(笑)で塗料を塗ったからだ。なんだか小学生が作った工作のような出来栄。
スイムテストを兼ねて第一投。クイッ、クイッとアクションを加えると、驚いたことにすぐにチェイスが! しかもそのままヒット!!
いや、嬉しかったです。渓流ルアーを初めてこんなに嬉しかったことってないんじゃないかってくらい嬉しかった。しかも1投目で魚が釣れるなんて、想像できなかったし。

その後も同じ場所で2ヒット2バイト。初めて(しかも適当に)作ったものが
こんなに釣れていいのだろうか?
もしかしたら、ここが管理棟前の初心者ゾーンだから釣れたのかも・・・。怪しい動き(瀕死も瀕死・・・もう逝くまでカウントダウンってくらい)をしていて、初めは「泳がない」と思っていたが、何回か投げてみると思ったより「泳ぐ」ので、そのルアーを付けてそのまま釣り上がることにした。

初心者ゾーンの上にある小橋を渡ると、川はまた自然渓流のような渓相に変わった。こんな場所でも果たしてこのルアーが通用するのだろうか? 釣れなかったら替えればいいやとそれからも使っていたのだが、なんとこれが釣れる! 淵はもちろん、岩陰にいるイワナ、落ち込みでも思った通りのところで喰わせることが出来て大満足。魚種もイワナ、ヤマメ、タイガートラウトと、これだけ釣れると他のルアーに換えたくなくなってしまう(笑)。が、初めて作ったものなのでテールアイ部の強度が弱かったようだ。テールアイがバルサごと曲がってしまっていた。それでも一番上の堰堤まで使い続けて、けっきょくこのミノーはデビュー戦で7尾という好成績をおさめることが出来た。
上流部は水が少ないと聞いていたので期待していなかったが、この時期は湧き水が入り込んでいる上流部の方が水温も高く、まさかずが個人的に好きな小さな落ち込みが多かったので楽しめた。

一番上まで釣り上がったので、一度管理棟まで戻って遅い昼食にすることにした。
昼食後は持ち帰り用の3尾をキープするために管理棟の前で釣ることにした。ルアーも市販の物に戻した。3尾なんてすぐに釣れると思ったが、日が陰って寒くなったからか反応はイマイチ。すぐに1尾はキャッチできたが後が続かない。諦めて少し下のまだ日があたっている淵に移動。ここでもすぐに1尾キャッチできたが後が続かない。チェイスは多いがバイトには至らなかったり、バイトしてもフッキングしなかったり・・・。苦戦するまさかずの横ではyaga氏がいいペースでヒットを続けていた。もう少しだけ下り、しばらく釣ってからまた管理棟の下まで戻ることにした。
この時点での釣果は14尾。あと1尾だけ釣りたい! ・・・と思うと釣れなくなるのはいつもの事で・・・それからしばらくヒットなし・・・。30分くらいアタリもない時間が過ぎただろうか。そろそろ上がりの時間が近づいてきているだろう。
見える魚はスレてしまったようで釣れない。ならば見えない魚を・・・と、小橋の少し下にある落ち込みの中にルアーを通した。すると、水中からゆらりと大きな黒い影があらわれた!
「でかい・・・これが最後のチャンスかも! 喰え〜!」
と、ちょっと緊張しつつもそのままアクションを加えるとヒット! ヒットした瞬間、一瞬だけだがバットがしなった。バラさないように慎重にやり取りをして取り込み。今日一番の引きをした魚はアメマス系のイワナ(38cm)だった。最後の最後に楽しませてくれたこの魚に感謝!

この魚を釣った時点でタイムアップ。yaga氏も戻って来た。yaga氏はまさかずが1尾釣る間に数尾上げていたようだった。お互いに規定の持ち帰り制限3尾はすでにキープ出来ているのでこのまま上がることにした。

天気もよく、釣り場の区間も長く、貸し切り状態。魚も釣れたし言うことナシの一日でした。

今回はシングルフックバーブレスのみというレギュレーションでの釣りだったが、シングルフックは思った以上によかった。バイト後のヒット率はトリプルに比べれば劣りそうだが、掛けてからのバラシは同じバーブレスでもトリプルフックバーブレスに比べると極端に少なかった気がする。なにより、魚へのダメージも少なくてすみそうだし。もちろん、ランディングネットへの絡みも少ない。
しばらくシングルフックのバーブレスで釣りをしてみようと思ってしまった。


この日の水量は通常の半分以下らしい。ルアーを通せるところは限られていた


自作ミノー第一投目(!)で釣れたイワナ。
嬉しい!


上の写真のようなポイントでもちゃんと泳いでヒット!


岩陰から出たタイガートラウト35cm


上流部の堰堤。もう一つ上の堰堤までがフリックのエリア


しっかりと喰ってます。このサイズがアベレージサイズでした


一番上の堰堤で掛かったイワナ。フックが外れてますがこれも自作ミノーでヒット


鹿の頭骸骨が! 鹿が出てくるとは聞いてたが、骨があるとは思わなかった・・・


最後に落ち込みから出て来た、型のよいアメマス系のイワナ

 

釣行結果


イワナ系(ヤマト・ニッコウ・アメマス系、ブルック)(〜38cm)・・・13尾
タイガートラウト(〜35cm)・・・1尾
ヤマメ(〜22cm)・・・1尾

バラシ多数

魚の値段


イワナ1尾

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